べに

紙の月のべにのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
3.6
怖っ。

原作のあらすじをみて、「見たことあったような、無いような」と思ったのは、ラストのタイの場面。
映画ではタイでのことはとてもあっさりと描かれていたので、私が観たのはNHKのドラマの方かな。

若い男の子とそんなに簡単に恋におちるかしら、と思うところもあるけれど、何歳になっても好きな人と会うときを想像して化粧品やお洋服を買ってしまう、そしてそんな自分が嫌いじゃない、というのは女性としてとても共感できた。

もちろんやったことは悪いことだけど、瞬間でも(年齢を超えて)一生懸命人を好きになれたところは、ちょっと羨ましくもあったり。

しかし、映画だと女性蔑視が拭えない人とはいえ無意識なだけに、旦那様が気の毒過ぎる。
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