リオン66

The Severed Heads(英題)のリオン66のレビュー・感想・評価

The Severed Heads(英題)(1957年製作の映画)
3.8
 隠しきれない狂気とパワー。

 ホドロフスキーの長編と比べるとあの狂気じみた雰囲気は現れていない。

 けれども
 あの不気味な明るさを放つ店。
 怪しい町並み。
 肥えた淫靡な娼婦。
 戯けたホームレス。

 などなど。短い短編でありながらも、ホドロフスキーを感じられる歪な要素が散りばめられている。物足りなさはあるかもしれないが、のちのちこの世界が爆発していくと想うと感慨深い。
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