サメガミ

フライト・ゲームのサメガミのレビュー・感想・評価

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)
3.8
銀翼の奇術師×ミストの様な映画🎬

航空保安官として飛行機に搭乗した主人公。
飛行機離陸後特別に使用を許可されてる携帯に一通の文面が「この金額を振り込まないと乗客を殺す」。
発信元を探す主人公だったが、突き止められず乗客が1人2人と犠牲に。
主人公は乗客を混乱させないために詳細は伏せて犯人を探していたが、その行為が逆に乗客の不安を仰ぎ、主人公が悪者にされてしまう。
地上でも主人公がハイジャックしたのだと報道がなされ、その映像が機内でも流れる。
とうとう今回の事件について乗客全員に詳細に話し始める主人公だったが、犯人が仕掛けた爆弾が新たに見つかる。
打つ手がなく悩んでいた主人公だったが、ある乗客の助言により、犯人を見つける策を思いつく。
この策により犯人の炙り出しに成功したが、爆弾の時間も迫りつつあり、犯人への説得を続けると同時に高度を下げ、爆風に備える準備もしていた。
遂にタイムリミットが迫り空中で爆破してしまうが、主人公の爆弾への適切な防衛策により、なんとか無事に着陸するのであった。


密室での犯行であること、飛行機の不具合、搭乗員の不具合、この辺はまさに銀翼の奇術師のようで非常にハラハラさせられた。
また、大衆が悪だと決めつけたら、いかに正義である行動をとっても信じてもらえないという大衆の恐ろしさが主人公と乗客で表現されていた。
犯行のトリックについてはいまいち解明されてない感じがありもやもやした。
また、最後の着陸後に主人公に協力的だったある乗客が消えていたみたいな展開があったらさらに面白かったと思う。