ヤベヒロシ

ソロモンの偽証 後篇・裁判のヤベヒロシのレビュー・感想・評価

2.5
宮部みゆき原作。中学生が、クラスメイトの死を巡って校内で、裁判ごっこをする話。

まずファンタジーであって、中学生が殺人の裁判をやるという大前提部分があまりに茶番で、その部分でめちゃくちゃにアレルギーが出るとは思う。中学生の裁判ごっこに、警察が出廷したりとかもうちゃんちゃらおかしい。

ただ、その点は脳内で「第三者の大人が裁判をやっている」と変換するべきで、なんとか凌げるとは思う。
内容自体はそんなに悪くはない。

いじめを受け死んだ主題の少年も、ぜひみんなで盛大にいじめるべき人間というか、非常に性格が悪いので、その辺も本当にいらいらした。さっさと去ねと強く願ってしまった。いじめられる側にも原因があることは普通にあることを教えてくれる作品です。
ヤベヒロシ

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