このレビューはネタバレを含みます
後編の方が個人的にはいい。
けど、最後の最後のシーンとかエンド曲は全編を通してみるとチグハグな印象だった(晴れ晴れしすぎ)
キャストは全員良いんだけど、中でも井上判事!良すぎ
何もなかったように学校生活を送っていた学生達だったけど、実はそんなことはなくて、柏木くんが死んだあの時にみんな取り残されていたんだな。
そう考えると裁判でもう一度向き合ったことは、裁判の結果がどうだったであれ、藤野さんや神原くんだけでなく当時のクラスメイトや家族達は救い上げられたんじゃないのかなと思う。
明らかにしたいと思う藤野さんの気持ちが、子供を守りたいと思う大人達の言動に反して強くなっていくのが見て分かった。
三宅さんのお母さんもそうだけど、守りたい気持ちで行う行為が子供にとって不信感やストレスに繋がることもある。
納得のいく理由を伝えたって上手く行かない事もあるけど、子供扱いせず一人間として接することが大切なのかなと思ったり。
藤野さんのお母さんが学校側に裁判を行わせるよう詰めるシーンや、お父さんの協力シーンは娘を大切に思うがために抑えつけていた側→心配しながらも意見を受け止め一人間として認めている様子が分かって好きだった。