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ジョン・ウィックのkanacoのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.6
キアヌ・リーヴスが演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックが復讐のためロシアンマフィアを挑むノンストップKILLアクション!話はシンプルだが、ミステリアスなキャラクターといぶし銀な“ガン・フー”アクション、そして中二病心が躍り出す裏社会・殺し屋のルールや世界観を楽しめるのがポイント😏✨(139文字)

****以下ネタバレあり&乱雑文****

◆あらすじ◆
愛を知り、5年前より裏社会から足を洗って平穏な日々を送っていた元・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。しかし愛する女性を病で失ってしまい、彼女から贈られた子犬デイジーだけが生きる希望となっていた。ある日、ジョンの愛車を狙った若者強盗に家を襲撃され、デイジーをも殺されてしまう。強盗の正体はニューヨークを拠点に大勢力を築くロシアンマフィアのボスの息子だった。大切なものを奪われ怒りに震えたジョンは、裏社会へ戻り復讐を開始する!

❶裏社会で語り継がれる殺し屋ジョン・ウィック

キアヌ・リーヴスが演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックはブギーマン(闇の男)を殺すブギーマン。現役時代は不可能な殺しも必ずやり遂げ「3人の男を鉛筆1本で殺した」と語られ、裏社会から畏怖と敬愛を持たれる得体のしれないミステリアスな男。

そんなこの元殺し屋が復讐でマフィアを壊滅させるという至極シンプルなストーリー。ストーリーそのものではなく、ジョン・ウィックという魅力あるキャラクターと彼の殺しアクション、そして中二病心が躍り出す裏社会・殺し屋のルール及び世界観を楽しむノンストップ・KILLアクションというのがポイント😏✨

❷ガン×カンフー=ガン・フーのいぶし銀アクション

特徴的なのは日本武芸やアニメ、香港映画のカンフーなどの影響を受けた“武術”と“銃”が組み合わさった“ガン・フー”というアクション。見た目にそれほど派手さはないが、いぶし銀のベテラン殺し屋の如く、着実に一人ずつ殺しながら進んで行く様がスマートで良き。

本作は部屋などの指定エリアや狭い通路などに敵が次々と増援システムで現れることが多いため、敵を倒しつつずんずんと止まらずに突き進む感じがFPS/TPS系のゲームプレイを見ているよう。また、ガン・フーが最初からヘッドショットではなく「体術や四肢胴体に銃を当てて相手の動きを止めた後に、確実に銃で頭を止め撃つ」スタイルなのも上手な人のゲームプレイを見ているかのような爽快感で好きだった。

とはいえ、今作の場合、5年振りに裏社会に復帰した上に、大勢力のロシアンマフィアへ乗り込んでいるので、ブランクのせいでジョンが返り討ちにされるし押される😂けっこうハラハラ🤣

❸ワクワクする中二病な殺し屋の世界の設定たち

「伝説の殺し屋」「ブギーマンを殺すブギーマン」という設定や、殺し屋たちの流儀、ルール、協力と裏切り、殺し屋に付随する他の職業などワクワクしちゃう中二病な裏社会の設定たちが楽しい。私は特に「コンチネンタル・ホテル」がウキウキした。全体的にコミック的な設定が散りばめられているのが好み。

❹愛されキアヌ・リーヴスは好きですか?

得体の知れない恐ろしい殺し屋のジョン・ウィックだが、今までの業績により裏世界の幅広い職種の人たちから畏怖と敬愛の念を持たれている故に、思ったよりも大切にされているし、存外仲良しさんが多い🤔これはちょっと意外だった。孤高な最強の男と思いきや味方や古馴染みが多くて、復帰したばかりの伝説の男にフォローの手を差し伸べてくれる感じが美味しい…😋。

🔫🐝「殺し屋映画の中でお気に入りになった一本です。殺し屋映画なので人はバンバン死んでいきます。ジョン・ウィックにとって、愛する人たちの命は非常に重く、彼らを脅かした人たちの命がとんでもなく軽いのが、当たり前といえばそうなのですけど、けっこう印象に残りました。殺し屋たちの命、ポンポン飛んでくし、本人たちもそれをいとわない…😂マンガ的で見やすいですが、考えたら恐ろしい世界でした🙃」
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