爆裂BOX

チアリーダー・マサカー ~戦慄の山小屋~の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

3.0
チアリーダーチームが男達と山へドライブに出かけるが、吹雪に襲われて車が故障。身動き取れなくなった彼女たちは付近の山小屋に避難することに。そして深夜、一発の銃声が鳴り響き…というストーリー。
ジム・ウィノースキー監督によるZ級スラッシャーホラーです。
山小屋に避難したチアリーダーと男達は次々と謎の殺人者に殺されていきますが、その正体は精神病院から脱走した殺人犯なのか、という内容です。
上記の内容は本当に後半部分で、それまではオッパイシーンと偶に殺人シーン、そして脱走した連続殺人犯を追う警察パートが描かれます。
序盤からチアリーダーたちがシャワーシーンで全員脱いで豊胸オッパイから貧乳まで様々なオッパイ披露します。引率の女教師も露出度高いスポーツウェア姿で校内歩いて、山小屋でのシャワーシーンで全裸披露します。またこのシャワーシーンが妙に長くて「いつまでシャワー浴びてんだよ!」と突っ込みたくなります。運転役の男が語る怪談話も三人組の女が山小屋で殺人鬼に襲われる話かと思ったら、いきなり全裸でバスタブで身体中にチョコかけてなめ合うエロ話になる所は笑ってしまいました(笑)終盤のセックスシーンもえらい長くて洋ピン見てるかと思いました。女の子たちの中では最後まで生き残る子は結構可愛かったな。千波のジャケの様なユニフォームになる所は一度もないです。
殺人シーンも直接的な描写は無く、何なら死体も殆ど映りません。首チョンパされた体だけが立ってるシーンも噴き出る血飛沫も含めて下手糞なCGで全然グロくなかったですね。殺人者の黒手袋と凶器のアップで犠牲者に迫っていくシーンはまさか生意気にもダリオ・アルジェント大先生を意識してるのか?
脱走して逃走中の殺人犯も見た目普通のオッサンで全然狂気も迫力も感じません。しかも結構弱いです。チアリーダーたちを殺していく犯人はこの男か?というミステリー調の展開も後半盛り込まれてますが、学校での殺人シーンとか距離離れすぎてるし別の犯人がいるんだろうなとすぐ読めます。この殺人犯と因縁ある元保安官との戦いもどうでもよい感じでしたな。
最後に明らかになる犯人は途中で怪しすぎる行動取ってたし「でしょうな」という感じでしたね。動機は「ラストサマー」系だけど逆恨みにすらなってない無茶苦茶な物でした。
女教師が最後に犯人倒す手段が豪快過ぎて笑ってしまいました(笑)あの一人殺す為にあそこまでせんでも…
このタイトルとジャケから想像できる通りのZ級ポンコツホラーですが、ポンコツ作品量産する職人監督が手掛けたからか、突っ込みながらも割合退屈せずに見れました。オススメは全然しませんが、このタイトルに興味そそられる人なら裸シーンは多いですし、まあ見れる作品ではないかと。日本では先にリリースされた続編はバカ度が上がってるっぽいですね。