KnightsofOdessa

デュエルのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

デュエル(1976年製作の映画)
4.0
[] 80点

傑作。『ノロワ』と本作品のニ作品しか続かなかった連作"Scènes de la vie parallèle"のもう片方。こちらは太陽の娘と月の娘のバトルもの。シーンの飛び方、時間の飛び方までもファンタジックなので、ファンタジーのイデアを生で接種しているかのような感覚に襲われる。未だに名前の読み方分からない女優 Hermine Karagheuz がバランスボールに乗ってる意味分からん冒頭から既に良い…んだが、あまりに話が込み入りすぎて爆睡してた。でも、中盤あたりで鏡割れ→二人の娘が覚醒して決闘申込みするあたりから加速度的に面白くなって、こちらも覚醒した。終盤の無情さは『メリー・ゴー・ラウンド』に近く、ダンスホールとかの長回しは『ノロワ』に近いので、正に中間にあるんだなとしみじみ。あと、ジュリエット・ベルトがバチクソカッコいい。
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