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ランナーランナーのcatmanのレビュー・感想・評価

ランナーランナー(2013年製作の映画)
3.4
コスタリカを舞台にした、オンラインカジノの不正事件を巡るクライムサスペンス。『潜入者』『リンカーン弁護士』のブラッド・ファーマン監督作、ジャスティン・ティンバーレイク主演という、この2点が鑑賞動機。同監督らしくカメラワークや映像のルックなど撮影全般はイイ感じ。ベンアフやマッキー(ファルコン)などキャストもリッチ。ただ総合的にはイマイチ。期待と不一致。尺が短い映画は好みだけど、本作の場合はあっさりし過ぎていて人物や背景の掘り下げが浅い。トリックも単純で脚本もツイストが効いてないから意外性に乏しく知的興奮も得られない。ギャンブルのゲーム性を活かした演出も殆ど見られないし、ジャンル映画としての美味しい要素が全て薄味になってしまった感じで物足りない。あ、ちょっと悪く言い過ぎたかな…

ジャスティンは好きなシンガーで、SNLなんかで見せるコメディセンスもかなり面白い逸材だと思うんだけど、本人がここ10年ほど力を入れている俳優業は今一つ印象に残らなくってファンとしては複雑。正直、役者としての彼にはあまり魅力を感じないんだよな。そろそろ音楽活動に専念してくれないかな〜
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