ノットステア

華麗なる晩餐のノットステアのレビュー・感想・評価

華麗なる晩餐(2008年製作の映画)
3.6
○感想
『Dinner for Few』を観たときに『鋼の錬金術師』のグラトニーを連想していたから、この作品に関してはパッと七つの大罪の暴食がテーマなのかなと思った。

暗い雰囲気+七つの大罪ということで『セブン』も連想した。今作の人間たちはどこまで食べ続けるんだろう。。。

『Dinner for Few』で食事してる豚人間たちはなぜか足を鎖で繋がれ拘束されていたけど、今作では拘束されているようには見えなかった。だけど食っては下に落ち、それでも食うことに疑問を感じていそうな女がいたが、その女含め誰も止めようとはしなかった。拘束されていないのになぜ?見張られていたのか?それとも建物から外には出れないのか?外の世界なんてないのか?延々と下に降り(落ち)ても地上には辿り着けないのか?

以下、内容













○内容
暗い食堂。身分高そうな人たちが皆で食事している。次々と運ばれてくる食材。いろんな獣の肉。生肉?皆がっつく。ナイフとフォークの動きが速い。
床は木造でミシミシいう。あるとき、床が抜ける。食事していた人たちは階下に落ちる。
ホールスタッフが"next floor"と指示を出す。スタッフたちは急いで階段を駆け降りる。
階下には落ちてホコリまみれになった人たちがいる。死んでる?生きてる。ホコリを取り除いてもらう。食事再開。(ここまで観たらなんとなく先は読めた。落ち続けるんだろうな、、、)
しばらく食べ続けるとまた落下。"next floor"
繰り返す。
一人女性が恐怖からか食べ物に手がつかない。無理やり笑顔を作って食べ始める。落下。階下に留まることなく床を突き破ってしまう。落下。落下。落下。止まれない。勢いは速くなりどこまでも落ちていく。