教室で昏睡レイプの被害を受けた女教師（仲西さやか）が、一途な気持ちを向けてくる男子生徒に癒やしを求めていく。心に傷を負った女教師のジタバタ模様を描いている、エクセス配給のピンク映画。別題「昼下がりの教室 教壇に立つ女」。

「レイプ被害を現実のものとして受け入れて、新たなる旅立ちへと繋げていく」という紋切り型を、退廃的なセンチメンタリズム路線で描いている作品。レイプシャワーを浴びたり、シクシク泣いたりしないけれど、脆弱な女性像としてヒロインが登場する。

ヒロインと男子生徒がコンビを組み、真犯人を捜索するドラマが動き出すかと思いきや、いつも通りの"性の慰み合い"に落ち着く。ヒロインの夫が不倫して、男子生徒に片思いする女子が暴走気味になり、互いに癒やして、互いに傷つけて、泥沼化が進んでいく。

ヒロイン役を演じる仲西さやかが、低身長のコケティッシュな魅力を振り撒いており、程よい大きさのマシュマロ・オッパイに目が奪われる。精神をぶつけ合うような濡れ場も素晴らしく、禁断の関係を超越した"本物の愛"が十分に伝わってくる。

救いがあるようで無い。「あ、は、は、は、」と息を吐くリラックス方法を主人公が度々実践するが、観てるこちらはかえってその度に辛くなる。
2021-408

仲西さんが突出して美人過ぎて他の出演者の見分けがつかないぐらいだな。
生徒にしなだれかかるのグッときたしピンクのチェックのパジャマが良かった。
あのリラックス方法とかはあざとい感じがしたけど監督らしい演出。アイスとか。
教師役で伊藤猛さんがちょっとだけ出てたからこの人が犯人に違いないと思ったけど違った。