Torichock

テッド 2のTorichockのレビュー・感想・評価

テッド 2(2015年製作の映画)
3.8
「TED 2/テッド2」

クソッタレ!10月入って忙しくなり、またマザーファ○クな2chまとめを電車で読み始めたり、映画レビューが進まなくなってきたので、いっそのことアプリをアンインストールしてやろうか!と思ってる、けど、できないだろうな。

さて、"TED 2"です。

もちろん、一作目は劇場で字幕・吹き替え・IMAX3D (嘘、てかIMAXでやるな、ちょーしのるな!)の計3回も見たわけですが、ゴシップネタはやっぱり面白いんだけど、ちょいちょい海ドラのネタがわからないところがあったり、なんかビミョーな雰囲気の感動系に一瞬でもハンドルを切ろうとした結果、薄ぼんやりとした印象を与えられたのは正直な印象。

ノラ・ジョーンズのセフレと、テイラー・ロートナーのオチは最高でしたがね。
あとは、1でもっとも大事だったのは、TEDのキャラ説明、なんかよりもむしろ、ジョヴァンニ・リビシのキャラ造形ですよ。そこのお母さん、ジョヴァンニ・リビシです。
今回も1と同じキャラ、そしてほぼほぼ1と同じ感じ。むしろ、リビシが担うパートは、映画的楽しみの一旦を担ってると思います。コメディ的ホラーと、スラップスティックアクションもリビシがいないと少ないですからね。

1に比べて、今作を高く評価したいのは、物語のテーマが絞られていて、ハッキリと分かりやすいことと、やはり個人的なツボを抑えた映画ネタが良かったってことです。
大麻ネタは、コメディ映画のもはや鉄板の域に達していますが、やはり売れっ子の可愛い女優さんが、水パイプ→大麻→鼻から煙をやるなんて、嬉しいです。
ゴラム女こと、アマンダ・セイフライド。セス・マクファーレンの「荒野はつらいよ」からの流れでの出演でしょうが、このアマンダは飯ウマでした。
あの悪名高い「レ・ミゼラブル」のコゼット役で(なんで悪名高いのかは、完全に個人的な趣味である)、品行方正なイメージが強くなりそうだったけど、もともと「クロエ」とか「ラブレース」で、たわわちゃんを披露してくれてる彼女が、大麻をスパスパ吸ってくれるのは本当に嬉しいです。カッコイイぞ、ゴラム女!アン・ハサウェイみたいになんなよ!!(これまた個人的な趣味である)

前作は、ミラ・クニスが風俗嬢のウ◯コを処分するという所がありましたが、個人的にはウ◯コネタよりも大麻ネタの方が好きなので...しかも、大麻畑を発見した時の、あの映画のパロディがあるとは!!!

雄大な大麻畑=ブラキオサウルス

これは、今年の2015年の夏に公開する意味がある映画でした。

モーガン・フリーマンの使い方が、まぁなんかいかにもモーガン・フリーマン的で若干、あれって感じなんですが、リーアム・ニーソンが本当にああいう人間に見えてくるくらい良かった。
分かりやすいボケより、空気感が好き、僕はね。
今回のテーマ自体が、人種差別とか人権問題、それこそ様々な人種がいるアメリカ合衆国的社会で根強く残っている問題をテーマにしているだけに、セス・マクファーレンは笑いに傾倒しないように上手く舵をとっているんだなぁと思いました。
それがいいか悪いかは別としてね。
(個人的には、「スモーキング・ハイ」とか「ザ・インタビュー」みたいに完全に笑に寄せたやつが好きなわけだし...)

どちらかというと、1は普段映画を見ないのに、

可愛いテディベアが下ネタを言う

という、王様のブランチ的な若者に、キャッチーなイメージが浸透したからの爆発的なヒットだと思うんです。だって、ぶっちゃけ僕もそうだけど、みんな「フラッシュ・ゴートン」見たことないでしょ?
テッドかわいくなーい?みたいな。
リンスで顔射するようなクマなのに。
逆に、女の子公認で下ネタ見せる喜びを体感出来る、体感映画でしたが。
また"続編はつまらない"というにわかに信じがたい、悪魔的なジンクスばかりが刷り込まれ先行してる我が国にとって、
今回は明らかに宣伝も熱量も明らかに低かったです。

が、

テーマ性やキャラクター説明の不要な利点に加え、自分が1を見たときよりも、映画をたくさん見たせいか、映画ネタについていけるようになっているというのもあるし、アメリカのポップカルチャーや社会問題にも少しずつ知識を広めていたせいなのかもしれないですが、タミ=リンの意外に出ずっぱりな役柄含め、僕は続編の本作の方が好きかもしれませんでした。

ただ、オタクをボコる2人組、アレいるか?
イライラしたので、そこ減点よ!!

3週間くらい休んだので、怒涛に書き始めます。よろしくお願いします。
Torichock

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