一攫千金ということでコンゲームのような展開を想像していたが、結果的にそうなるという偶然性が小品なりの味を出していて掘り出し物かも知れない。
銀行に居合わせた人たちが強盗に巻き込まれる。
だがそこには別の二組の銀行強盗が同時に襲撃する事態に。
そこに両替に来た怪しげな男トリップはそれぞれに提案をする。
どこか間抜けであり、思わず笑いが出る部分もあるクライムコメディ。
しかし人間関係が変わってくると、そこにいた客たちが重要なコマであったりなど意表をついてくる。
どう見てもマヌケ面でゲイのような関係の強盗二人組が一番印象に残るのだが、最後に笑うものを予測するのも面白いかも。
でも最後のあれはこじつけの気がしないでもないが。