ねぎおSTOPWAR

おもちゃ 虐げられる女たちのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

3.6
冒頭に<事実を元にしている>とありますが、2009年に自殺したチャン・ジャヨンさんの件のことでしょうね。新聞は朝鮮日報。

映画は2013年公開で、このあと2018年に#metooで「チャン・ジャヨンさんの件」はあらためて裁判にもなった様子。

また映画のラストに国連人権委員会の調査結果が出ますが、驚くべき数値です。
なにも女性に限った話ではなく、ギャランティで事務所と揉めることは多数起きていますからね。韓国でも日本でも。

元芸能のマネージャーの仕事していた経験からは、詳らかには書きませんが、韓国ほどの数値は肌感覚としてないものの、性接待・・実際見聞きしたことはあります。韓国と同じようにあるプロダクションの系統に集中しています。日本では告発があったり裁判になったりは・・まあその分闇が深いのでしょうね。

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映画は観るのがしんどかったです。
どう防げばいいのかがわかりません。マネージャー役のヨハンくんに自分を重ねていました。


韓国の映画界には、知る限り日本の数倍の女性が活躍しています。監督は倍くらいかな。あと編集マンの女性率は日本の比じゃないくらい高い。残念ながらカメラマンは男ばかりかな。
とにもかくにも、プロデューサーや監督に女性が多いというのは多様性という部分でも良いことですよね。




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