ペルーからロンドンにやってきた小さなクマとブラウン一家の出会い、ただそれだけ、本当それだけなのに何でこんなに面白いのか。。。
何事にも真面目で真っ直ぐ、だけどどこか天然で野生由来の不潔さ(ここ大事)を兼ね備えた”見た目だけ英国紳士グマ”パディントンの尽きない魅力、絵本の世界を見事に表現する演出、気持ちの良い伏線回収の数々に笑って泣いて癒される。どこまでも突き詰められたハートウォーミングさ。
そして今回気付いたけどこれ移民の話だったんだな。。初めての人に優しいと聞いていたロンドンの街は実際に行ってみると冷たく、種族が違うという理由で跳ね返される(皆クマという事には一切驚かないのは何故)という所から、 ”NYは変わり者だらけだけど、でもそれは誰でも溶け込めるということ”という所への着地点が素晴らしい。なんとかわいい日本人〜♪という歌詞は謎(あの当たり前のようにセッティングされてる演奏隊も大好きです)。
いぬ飼う前に観ていたら確実にパディントンと名付けていた。
