荒野の狼

痛いほどきみが好きなのにの荒野の狼のレビュー・感想・評価

痛いほどきみが好きなのに(2006年製作の映画)
3.6
クルマでナンパ。ああそんな時代があったなあ、今じゃあもう女子供とジジババしか運転していない乗り物になってしまった。CMもユーザーは女ばっかり、クルマを運転して男がサマになったのは、ジェイソン・ステイサムが最後だろう(笑)
それはさておきこの映画、俺だって、いつもオンナにモテて来たわけじゃないって言いたかったんだろうイーサン・ホーク、純愛ラブストーリーなんかじゃありません。それもあるけど、実は「親子の距離感遍歴」。なぞることによってようやく棘(トゲ)が抜けました和解映画。
だから残念ながらサンディノ・モレノは当て馬的起用。この人は『そして、一粒のひかり』が良かっただけに気の毒。痛さを語りたかったのは、彼女とのそれじゃなくて、知りたかったあの時の父と母の事でした。60年代クライスラー(プリムス)バラクーダのエンディングが熱い。
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