オトマイム

アメリカン・スリープオーバーのオトマイムのレビュー・感想・評価

4.1
何事もなく終わろうとしている夏。でも最後に何か起こるかも…ほんのり期待を胸にスリープオーバー=お泊まり会へと出かける少女たち。

デトロイト郊外の町。新学期に高校生になる中学生・高校生・大学生たちの群像劇。年上への憧れ・過ぎ去った時代を愛おしむ気持ち・同級生同士の競争心や嫉妬、など視線に多様性があって共感ポイントが微妙に散らばっているのが魅力だと思う。とにかくアメリカンな早熟さはてんこ盛りで話題といえば異性のこと、でも全然下品じゃない。

ふたりだけの夜のプール。ウォータースライダーを降りたところでキスしよう、って決めて滑り落ちる、このシーンがすごく好き。
レモネードとかポッピングシャワーの特大アイスとかを思い浮かべた、しゅわしゅわしたほの甘い作品だった。