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マダム・イン・ニューヨークのokomeのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画で何度かみてるみてるけど、アマプラからもNetflixからも消えて早数年、やっと戻ってきてくれてうれしい!!
英語が話せないことで家族から馬鹿にされがちなインドの専業主婦・シャシが、姪の結婚式のため訪れたニューヨークでこっそり英会話教室に通い、自分への誇りや自信を取り戻す物語。
旦那さんはカッコよくて本当は妻への愛情がちゃんとあるんだけど、長年連れ添ったせいかデリカシーがなくてシャシをちょこちょこ傷つける。優等生で年頃の娘はもうほんっとに可愛くない!笑 お母さんのことバカにしすぎ!
英会話教室の仲間たちは先生含めみんな良いキャラしてて楽しい。優しくて情熱的なフランス人のローランとどうにかなっちゃうのかハラハラして見守ってたけど、さすが貞淑な古き良きインド女性のシャシ。思いやりがない家族とは言え、裏切っちゃうことにならなくて安心した。
ローランが女性(シャシ)の料理は義務じゃなくて愛だと言ってくれるシーン、良い男だね〜。幸せになってほしいな。
ラストの結婚式スピーチ、「自分を嫌いになると周りのことも嫌になって他の新しいことを探してしまうけど、自分に自信を取り戻すと、いつもと同じ毎日が違って見えてくる」というシャシ言葉が素敵。自分もずっとそんな状況だなぁ…シャシと同じ喜びを感じてみたいけど、そのためにはシャシのように挑戦をしないとね。

旦那さんからのサリーのプレゼント、ラドゥを配るときのやりとりが素敵。あと帰国する飛行機のシーン、二人の心が通じ合ったというか、尊重し合う夫婦になれた感じがしてこれもまた素敵。シャシにとって、英語を学んだとしてもやっぱりヒンドゥー語は馴れ親しんだ大切な母国語なんだろうな。
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