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ゴッドファーザーのokomeのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

数回目鑑賞
定番かつクラシックなマフィア映画だけど、令和に観ても純粋に面白い。
ストーリー、キャラクター構成、俳優陣の存在感、全部に魅了される映画。

初代ドン・コルレオーネの息子たちで唯一堅気だった三男のマイケルが、ファミリーの窮地に自ら立ち上がり、徐々に頭角をあらわしていく。
家族を心底愛しているけどあまりに短気すぎた性格ゆえに殺されたソニー兄さんより、冷静沈着で賢く、時を待って行動できるマイケルのほうが実はマフィアの素質があったのは皮肉。
撃たれて入院した父親の警護のふりをして敵対組織の車と対峙するシーンで、すでに堅気とは思えない肝の座りっぷりだもんね…
イタリア逃亡中に美女アポロニアに一目惚れ→即結婚するのは何度みても驚き。そんな人だったの!?ケイはどうした!?からのアポロニアの巻き込まれっぷりは1番気の毒…
敵対組織のボスと裏切り者を一斉排除する終盤では、すっかり2代目ボスの顔になっているマイケル。遅かれ早かれこうなる運命だったのだろうけど、初代ドンがめちゃくちゃ可愛がって家業からも遠ざけていた三男が1番どっぷりとマフィアに染まりきってしまったラストが切ない。
個人的には弁護士のトムがけっこう好き。
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