監房に漂ううんざり感をじっとりと味合わせてくれる長回しや、とことんまで説明を省いた演出など、ちょこちょこ視点を変えながら狂気をたんたんと描くことで、いちいち判断がこちらに委ねられる。監督は壮絶な一連の出来事をそれこそ鉄の心で目一杯突き放して映像化していると感じた。
またダーティープロテストという究極にダーーーティーーーな描写を、見事に芸術に昇華させているのもすごい。
何はともあれ、サッチャーが鉄の女と言われた所以がよーーーくわかる一本です。
参考文献
http://matome.naver.jp/m/odai/2136213962172160501