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続エマニエル夫人のmasatのレビュー・感想・評価

続エマニエル夫人(1975年製作の映画)
1.4
何という目の覚めるような映像美!
どこの誰だか知らない監督に変わり、まったく期待していなかったが、勿論脚本は三流な二匹目のドジョウ以下にも程があるのだが、シネマスコープのワイド画面、その構図がいちいち決まり、その動きやズームレンズの効果性、クローズアップの映画感、そして前作よりもソフトフォーカスを排除した彩度の強い画・・・映像を観ているだけで、飽きなかった。

シルビア・クリステルは、あっという間に洗練された。余裕と貫禄すら醸す。
ピンクに腫れた乳首も、前作以上にお見事。

前作以上にバリューアップした音楽、名匠フランシス・レイは、それほど振るわず、前作のあのいやらしい安手のメロディに負ける。
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