ランボーでありたい

オキュラス 怨霊鏡のランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

オキュラス 怨霊鏡(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

あなたの見ているそれ・・。本物ですか??
呪われた鏡の魔力に翻弄される姉弟の物語
一人で監督、脚本、編集とマイク・フラナガン大忙し。
主演は新生「ドクター・フー」に出演し一躍注目を浴びたカレン・ギラン。

結構好き。面白いです。
本作の特筆すべきは点は編集の妙。これに尽きるかと。過去と現在を行き来し、劇中の登場人物が実際に見ているもの(現実としておく)と鏡の魔力で見せられているもの(こちらも幻覚としおく)の要素も絡んでくる。終盤では、それらすべてがシームレスに混在するトンデモ亜空間まで登場。下手に扱えば『なんのこっちゃ?』となり兼ねないような大変複雑なことをやっているのに移行は極めてスムーズ。まったく混乱しない異次元カットバックは珍しい。脳内で完璧に映画の完成形が出来上がってないとこうはならなかっただろう。
マイク・フラナガンはおっかないホラーに必須条件となる”タメの概念”をしっかり意識出来てますし、海外でJホラースピリットを正しく発展・継承してくれている数少ない監督。今後も活躍が楽しみな監督のひとり。

*このレベルのホラーをブルーレイで出さないのはなんでや?DVDのみは寂しいよ。

WOWOW録画で再見