ランボーでありたい

復讐少女のランボーでありたいのネタバレレビュー・内容・結末

復讐少女(2012年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

50音映画鑑賞マラソン 第30回 『ふ』
レンタルDVDで初見
奴らを倒して売春宿から抜け出せ!家族を奪われ地獄に追いやられた聾唖の少女が屈強な男達に引導を渡す!!
イギリス発のサバイバル&リベンジホラー

ゴアゴア。本作は女性に対する酷い暴力シーンや残酷な描写が多いのでご注意下さい。
この超絶バイオレンス映画を撮ったのはポール・ハイエットなる御方。この人「ディセント」、「バイオレンス・レイク」など数々のゴアゴア映画で特殊メイクや特殊効果を担当していたみたい。イギリスホラー界で引っ張りだこな職人さんなわけですね。なるほど納得。名前覚えておきます。

お話はいたってシンプルで地獄の売春宿にぶち込まれた聾唖の少女が、無事脱出できるのかってお話。そこに家族の仇が現れたりして、リベンジものの要素も絡んでくるわけです。
聾唖の少女VS銃もってるゴッツイ男の死闘はすごく良かったです。少女のアドバンテージと言えば小さい体系を活かし、建物内に縦横無尽に張り巡らされた通気溝を自由に行き来できることぐらい。(あと微細な振動を感じ取るのに長けてる模様)
狭い場所をチョコチョコと這い回って男達の魔の手を逃れる姿にドキドキ。彼女が如何にして脱出するのか?そして、家族の仇を討てるのか?が見物。欲を言えば、聾唖であることで生まれるスリリングな展開があと一山欲しかったです。

面白いけどあらゆる面で人に薦め辛いホラー。ナイフで刺された後の血の出かたとか、顔面に弾着する視覚効果とかが、妙に生々しくて寒気がしたんでそういうの好きな方はどうぞ。コソボ紛争の実情とか知識とかを頭に入れてから見ると更に楽しめる作品なんだろうと思います。僕は仇のあいつ等がどっちの兵士かすらわかりませんでした。(バカを自ら露呈していくスタイル)

*東欧男子は色んな映画で”ヤバイ奴ら”認定されていい加減ムカついてないんかな・・。負けるな東欧男子!!