ひろ

一条さゆり 濡れた欲情のひろのレビュー・感想・評価

一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)
4.6
ステージでのカラフルで淫靡な照明もさることながら、伊佐山ひろ子がローソクショーの練習をする場面での光や、伊佐山ひろ子が日傘をさして歩くシーンのカラっとした光、終盤で伊佐山ひろ子が抱えられて画面奥へと進んで行く時の逆光。全てが美しい。
伊佐山ひろ子が入った衣裳ケースが坂道を転がってバスにぶつかり裸同然の彼女がケースから出て来る所や、警察署の前で伊佐山ひろ子が服を脱ぎ出すのはシナリオに無いが、この2ヶ所がとても好き。
奔放で、哀しくて、コミカル。哀歌。
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