snatch

ゲッタウェイのsnatchのネタバレレビュー・内容・結末

ゲッタウェイ(1972年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

面白い‼︎ 犯罪を犯してからのメキシコを目指しての逃亡劇、次から次へと起こる見どころ満載‼︎一気に観た‼︎
どんどん凶悪な犯罪にふくらみながらも、マックイーンの鋭い危機回避能力で2人はバンバン進んでいく、と同時に夫婦の絆の危機も描いているのが、私には面白いなと思いました。刑務所にいる時は、妻への思慕と焦燥感がコンパクトに描かれ、夫の想像だにしなかった妻の力添えで出所、2人はスーツのまま池に飛び込んじゃうくらい歓喜爆発💞その幸福度MAXの日常の光景をクインシー・ジョーンズの二人の安らぎのテーマみたいな曲が包みこみます…
でも速攻、銀行強盗の仕事が待っている‼︎
サム・ペキンパーの作品だと思い、女性の描き方が気になっていたら、アリ・マッグロー演じるキャロルがいいー‼︎運転も度胸あるし。凄いセリフがありました。妻の事実にキレるマックイーンに〝あんたを監獄から出すためなら、シカゴ中の役人と寝てもまた出してあげる〟妻を許さないマックイーンは〝だろうな〟と放つ。傷つくキャロルだがこう返す〝同じ事をしてくれるでしょ〟マックイーン茫然無言…こだわる彼は別れを切り出すが、妻はきっぱり〝私はイヤ〟そーよ、だって愛しているあんたのために彼女は決断したのよ、キャロルあっぱれです🙌
私が1番唸ったシーンは→電気屋のTVから銃の店、警官と背中合わせからの散弾銃、やはりキャロルとは息が合っていると思いきや車発進が早い!😆で、終わると思ったらまだまだ〰シークエンスは続く、この男、血も涙も無いが本当にできる男、目の前で見ていたら本当に惚れるよね‼︎マックイーンの妻へのBabyもいいし、キャロルから夫へのHey buddyもいい😍
そして、やっとの苦労の末、臭いゴミ山をバックにの肩寄せ合う2人のキスとあの音楽🎵やっと仲直り😻
他にも極悪顔代表みたいなルディ、トラック爺さんも意外な方向で🤪深みもありました。
私は、半分欠けたワーゲンの中と外で、マックイーンが彼女のおデコや膝の傷を気にしながらケンカするけれど、スカートの裾を直してあげて、手を取るシーンが凄くいいです😍この後、実生活でも結婚したけれど別れたのよね…それが現実…😑
マックイーンは寡黙な刑事もいいけれど、妻はお手上げで🤷‍♂️子供にからかわれ←唯一の油断、その表情もこれまたいいですね🤩
あと猫になったハロルドが一番悲惨😱ハロルドの結婚時の選択は失敗だったね…
小学生の頃、父がTVで観ていたような記憶はあるのですが、今回しっかり観て骨格のある映画で見応えあり感心しました。若い人は、この1972年の作品、どう感じるのでしょうか?
snatch

snatch