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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版のRenkonのレビュー・感想・評価

3.5
「一度足を踏み入れたら発狂し、死を招く」という"タタリ村"へ潜入するコワすぎクルー&ゲストたち。
彼らはそこで戦慄の超常現象と、工藤Dの出生の秘密にも迫った驚愕の真実を知ることになる。

今作で一番注目したのは、工藤Dと物理学者の斎藤という、最高のやり役やられ役タッグが誕生したことだった。
「霊は絶対信じません!」と大槻教授みたいな事を言う斎藤が超常現象に遭遇してからは、ヘイポーばりのビビリキャラに変貌していたのが良かった。
更にそんな斎藤をバシバシ攻め立てる工藤が実にイキイキしていた。
「斎藤!いいからとっとと先進めやぁぁぁ!!」「もぅこんな所早く出ましょうよぉ〜あ!工藤さん!ここにも血痕がありますよ!」「ん?おぉ!斎藤やるじゃねぇか!」
もう飴と鞭ですね。
そんな斎藤を含めた濃いゲストたちが早々に消えてしまったのが些か残念だったが、それも全て工藤Dの過去が明らかになるのが今作のメインな訳で。
やっぱりあのタイムリープの場面では、「おぉ!」ってなりました。(大迫さんの激情感たっぷりの演技が良かったねぇ〜!)
観客の予想を遥かに上回るのが白石監督の狙いなので、そういう意味では今作での目的は達成できたのではないかと思う。ただ「こんなに出しちゃって大丈夫?」という次作に対する不安と期待が入り混じる終わり方であった。
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