巣籠もり坊主

ハミングバードの巣籠もり坊主のレビュー・感想・評価

ハミングバード(2013年製作の映画)
2.5
 大好きなジェイソンステイサム作品。

 アクション控えめ、「俺はモテ男オーラ(=ドヤ顔)」も少なく、漢(オトコ)同士の友情🔥もナシ。成り行きで迷い込んだ他人ん家で飲む、寝る、吐く、浴びる、剃る、着替える、また呑む、連れ込む!とやりたい放題なヤンチャぶりが素敵。それでもやっぱりお約束の筋肉自慢はしっかり差し込まれていて、中華鍋をひっくり返す時の上腕二頭筋に魅せられる。開演直後の落ちぶれた長髪姿がニコラスケイジに見える所も何気に新鮮で、見どころ?も意外に多いし、アクション好きには地味過ぎるだろうが、ジェイソン好きが味変するには良作なのでは?

 登場人物の人としての描写や、関係性の構築、行動原理の掘り下げなどに対してはプライオリティ低めの割り切り方が素晴らしいので、キレの良いアクションが見たいとか、ステイサムはこうあるべきと言った一家言ある方はNGでしょう。「ただただジェイソン・ステイサムが出ていれば良い」という人(フェチ?)以外にはお勧めできないのは確か。
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