ちょげみ

LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標のちょげみのレビュー・感想・評価

3.7
【あらすじ】
東ドロアに「リトルコメット」というお宝を盗みに潜入したルパンと次元。
施設に潜り込み、リトルコメットを盗むことには成功したものの、まるで自分たちの居場所が筒抜けであるかのように行く先々で警察に待ち伏せされる。
追っ手を巻いてかろうじて警察の包囲網を抜け出せそうな両者だったが、死角なはずのビルの影から何者から狙撃され二人は傷を負ってしまう。
体に食い込んだ弾丸から、二人を狙った犯人は謎に包まれた殺し屋ヤエル奥崎であるということを知り、微かな痕跡を辿って奥崎の根城に潜入する。
しかし、そこには奥崎はおらず、代わりに見たものは世にも不気味なロボットや機械類、そして液晶モニターに映るガラスケースに閉じ込められている峰不二子だった。。。


【感想】
うーむ。やっぱ次元は渋くてカッコいい。。
立ち姿、射撃姿がものすごく絵になっている。
日本中に次元の熱狂的ファンがいるという話も頷けます。

次元が主人公ということもあり、次元の魅力、持ち味という事を最大限に活かす構成の映画になっていたかな。

本作では次元の人生哲学、プライドの拠り所にしてる射撃技術、基本的に一匹狼であるという特徴を前面に押し出していた。

本流のルパン3世ではルパンの楽観的で天真爛漫な性格を写すかのように会話劇も軽妙でユーモアに富んでいる。
それに対して今作品では、次元のハードボイルドで一本気な性格に呼応するようにシックで芳香を放つ世界観の構築がなされていた。

今までのルパン3世とは違い、スタイリッシュでビターな新たな扉を開いた今作、次元ファンの方は見て損はないと思います。
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