彼しかいないと思ってたけど、彼じゃなくても良かったのかもしれない。
それは、自分が女になってるのだと分かった瞬間でもあった。
波が押し寄せてくる音が聞こえる。
それと同時に私の足も冷える。
そのうち膝に、腿に、胸に、そして顔までどっぷり浸かるのだ。
まるで子宮に戻ったかのような圧を感じる。
気づいたら彼の方こそ私じゃなければいけない男になってるのではないか。
でも私はもうそんな女じゃなかった。
最後、別れを切り出すのはいつも私だ。
…と、そんな感じのことを悶々と考えさせられた、しっとり映画。
なんだか沁みるのです。
評価もじんわりいい!
周りが低くても私は良い!だからこう。