エアール

ヘラクレスのエアールのレビュー・感想・評価

ヘラクレス(2014年製作の映画)
3.7
ロック様にかかれば
地獄の番犬ケルベロスを彷彿とさせる大きいワンちゃん3匹だろうが
(残念ながら体ひとつの頭3つではないんですね〜、笑)、
または立派でドデカいスタチューだろうが、
まったくNo Problem!!
すべて返り討ちよ、笑


ブレット・ラトナー監督 × ドウェイン・ジョンソン主演、
ギリシア神話に登場する、半神半人にして圧倒的な存在感とパワーをもつ英雄 ヘラクレスの活躍を
壮大なスケールで、ほんでパワフルに描いた本作であります。

筋骨隆々の素晴らしい裸体を拝ましてくれるロック様にはやっぱり惚れ惚れ、笑
ロック様以外にも、イアン・マクシェーン、
名優のジョン・ハート、ルーファス・シーウェル、
ジョセフ・ファインズ、レベッカ・ファーガソンなど
確かな存在感を放つ演者たちがこりゃまた眩しい!!


父親は神々の王 ゼウス、
母親は人間の女 アルクメネ、
愛し合った2人の間に芽生えた新たな命。
半分神、半分人間の男の子、
すくすくと成長していく過程で
その勇敢な男の子は命をかけた12の難業に挑み、そして成し遂げた。

男に纏わる伝説は尽きることなく
そして今日もまた
固い絆で結ばれた仲間たちと
新たな伝説を作り上げる、
その英雄の名はヘラクレス。

ヘラクレスと行動を共にする戦友であり、”家族”でもあるお仲間たち
スパルタのアウトリュコス、
テーベのテュデウス、
スキタイのアタランテ、
アテネのイオラオス
アルゴスのアムピアラオス。


ある時
彼らの元へひとりの王女が訪ねてくる。
彼女の正体は
トラキアの国王 コテュスの娘 ユージニア。

莫大な報酬を支払う代わりに
国を救ってもらいたい、と。。


名誉は二の次、
自らを金で働く傭兵と称するヘラクレスたちは
ユージニアに続きトラキアへと向かう。


王と面会し話を聞くところ
なにやら国が分裂しており
むこうの指揮をとるのが
妖術を巧みに操ると噂されるレーソス。

もともとは国に仕える人間であったが、
支配欲に目が眩んだのか
他の兵たちを言葉巧みに騙し
連れ立って国を出て行ったらしい。
以降、近くにある村を次々と襲い
多くの村が焼かれ
罪のない人の血が流れ続けている。
そうして勢力は拡大の一途を辿っているのだとか。。

大軍勢たちを率いて
このトラキアに攻めに舞い戻るのも
もはや時間の問題。
今やこのトラキアに残されたのは農民や商人が大半で
まともに戦となれば勝ち目などない。
そこでヘラクレスとそのお仲間たちの力を借りたい、と。。

こうしてヘラクレスと仲間たちは
レーソスの魔の手からトラキアを救うべく
一肌脱ぐことにするのだが…


虐殺と報復の連鎖、
鍛錬の日々と大切な教え、
生き残ること、それから強固な盾、
ヘラクレスに関するとあるうわさ、
無残に殺された妻のメガラや子供たち、
記憶の欠如、
妻や子供たちを殺したのは自分なのか、
エウリュステウス王により国外追放、
以降悪夢に魘され苦しみ続けているヘラクレス。

そして決戦の時がきた。
トラキア国境の山にて
いよいよ国の命運をかけた大戦が始まる…
ーーまさにこの瞬間
今日この時に
自分の本当の力を解き放て。

内に秘めたその力で
己の伝説を作り上げろ

命をかけろ
そして勝利をつかめ!


がどうやら
真実とやらは我々が考えていたものは
ちと違ったらしい…
はていったいどうしたもんかな〜


ファーガソンはもちろんですけど
バルバラ・パルヴィンやメガラ演じたイリーナ・シェイクも
出演シーンこそわずかですが
インパクトは凄まじいものがありますな〜

ヘラクレスの戦友たちの中でも
紅一点のアタランテを演じたイングリッド・ボルゾ・ベルダル!!
途中から髪を結わんだニコール・キッドマンにしか見えなかった、笑
しっかりみると別人なのに
これが不思議なもので、笑


冒険と戦を通して
大切なことを、しかもこの上ないぐらいの説得力で教えてくれますから、笑
真の英雄とアツイ物語を観たいなら
ひとついい作品かもしれません。
エアール

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