映画だから脚色とかはたくさんあるんだろうけど、よかった。簡単に言っちゃえば天才がコンピュータの元になるモノを作った話なんだけど、そこには何人もの人の歴史が詰まってるんだよね。ドラマ『家族ゲーム』で、「教科書にはたった数行しか書かれていないところにもたくさんの人の人生が…」みたいなセリフあったの思い出した。
まさにそれ。もちろん天才は天才なんだけどただ天才なんじゃなくて、天才も人間で、結局一人では生きていけないから、人間関係にぶち当たったり、社会情勢に巻き込まれたりするんですよね。同性愛者に罰とか、天才がとか、そんなことじゃないよね。全部ひっくるめて人生な訳で、この映画はそれをわかりやすく描いてくれてる。２つの時間軸で物語が進むのでややこしくなるところは少しありますが、大きな謎っていうかそれを探ろうとするから真剣にみれる。
とりあえず、友人への気持ちでも好きな人への気持ちでも、人を想う気持ちは愛なんだよね。
