Masataka

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のMasatakaのレビュー・感想・評価

3.6
昨今話題のAI、その父と言われるアラン・チューリングを描いた映画。戦後何十年機密扱いされてきた第二次大戦下のエニグマ解読プロジェクト、MI-6やソ連絡みのスパイもの、天才の孤独、少年期の淡い恋、同性愛とその弾圧など、要素としては非常に盛りだくさんの内容なのに、それらが無駄なく絡み合って映画として面白くなっている。カンバーバッチの演技も素晴らしい。
映画を観た後で気になって読んだエニグマ、チューリング関連のウィキペディアが面白かった。警察の尋問のシーンにも出てくるチューリング・テストの哲学的命題や、エニグマ解読に至るまで(映画の中ではポーランドからもらったとしか触れていないエニグマのレプリカについてなど)、読み応えがあるのでオススメです。
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