Torichock

アオハライドのTorichockのレビュー・感想・評価

アオハライド(2014年製作の映画)
2.7
「アオハライド」

ひゃほー!前回、"カノジョは嘘を愛しすぎている"を評論した時、こういう少女漫画発だったりする甘ったるい映画に、重箱の隅を刺殺するほど突っつきまくるのって本当に楽しいなぁと思い、今後僕はこの手の作品を見まくろうかと思っているところであります。
本作の監督は、出ました三木孝浩監督。"ホットロード"や"ソラニン"、極悪映画と名高い"僕等がいた"などの監督です。
友達が、

きっと是枝監督は、"海街Diary"をヨダレを垂らしながら撮っていたよ

と言っていたので、僕もアンサーを込めて、三木監督は本作の本田翼を、ギンギンになりながら撮影していたことでしょう。

先にいいところだけ言っておきます。
ロケハンです。いやぁ、ロケ地選びはとても良かったと思いますよ。
あと主役の二人は、与えられた条件下でがんばっていた方だと思いますよ。演技がどうこうとか書いてる人も多いですが、演出の問題の方が大きい。それと、下手な演技を初々しさに昇華できない監督の力不足と、開いた口が塞がらないようなセリフの脚本を、見直さない製作に問題があるんじゃないんでしょうか?
僕は漫画最後まで読んでないですが、東出くんの心ここに在らずの演技は、"桐島、部活やめるってよ"のヒロキに通じる部分で光ってたと思うし、本田翼はかわいいからいいじゃん。かわいいは、正義だからな!
特に、小湊君を演じた吉沢亮くんが良かったです。

ではツッコミを!

chapter.1

まず、自分は楽しんではいけないとふさぎ込む洸くんを探しに行く双葉。
いいシーン...なんて与えてくれないのがこの映画!
双葉が探してる場所は満喫とゲーセン!おい、思いっきり楽しいところじゃねぇか!

chapter.2

洸くんは心を閉ざしてる、あるいはクールな男の子...という演出が、ひたすらポケットに手を突っ込むというずさん演出!イェーイ!
なら、最後はポケットから手を出しましょう!

chapter.3

双葉が洸くんのところに行こうと道路を飛び出す時、双葉を止めた冬馬くんの一言!

"赤だよ"

赤だよ、じゃねぇよ!笑
他にもっとないのかよ!

chapter.4 番外編

長崎の女、高畑充希演じる成海が、完全にホラー女。なんであんな設定にした?
深夜にやっていた、人間コワイシリーズの、トリハダに出てきそうな基地の外の人みたいな怖さを感じたせいで、これは呪いの話が出てきたのではないという別のノイズが発生する事態。

まだまだあるけど、めんどくさいのでここらへんで!
けらけらと笑いながら見てると、時々本当にイラついて"お前ら、こいつら全員食い殺せー!"って出そうになったりしましたが、花火上がったし(花火上がるとポイント上がる)、東出くんのかっこよさと、本田翼の可愛さもよかった。

まぁネタ映画として楽しみました!
だけど、こんな映画に122分も使うなよ。
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