可愛い子には旅をさせよ,それが冥府魔道であっても.
そういったのは拝一刀ですが・・・ウソです.そんな事は言ってません.こんばんは三遊亭呼延灼です.
やや佳作のラスト・エクソシズムのパート2である本作.何が驚いたかっていうとPOV,そしてモキュメントをあっさり解除した事でした.
前作のラスト,悪魔崇拝の集団に拉致られ無理くりアバラムを出産させられネルが民家に逃げ込むところから始まります.どうやって集団から逃げてきたのかは不明.集団の皆様はアバラムの糧となって死んじゃったんでしょうね,信者だけに・・・ナンチャッテー.そして心に傷を追った少女達が暮らす一種のシェルターに引き取られ,なんとかホテルの清掃員として勤務できるくらいに日常を取り戻したのですが・・・
本作はアバラムの純愛物語とも言える.何度拒否られても,それでも諦めずにネルを追い求めるアバラムさんは立派だとおもいますよ,あたしゃ.それに比べて道しるべの会の不甲斐なさってなんなん!?自信満々で儀式始めたと思ったら1分ほどで「はるかに強大な力だ!無理だ!!」とか言いながら諦めて,ネルに致死量のモルヒネ投与する始末.そりゃネルちゃんでなくても・・・
全編通して赤色少なめでしたが,緋色のラストがステキでしたので良しとしましょう.