イスケ

アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物のイスケのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

「ママはお医者さんなのよ」

そう言って、まさか頭と腕をテープで貼り付けるだけとは!w 縫わないんかーい。
状況が状況だからそりゃ悠長にやってらんないのは分かるけども、プライドが垣間見えた台詞の後だっただけにズッコケた。


これ、中東の女性の多くはシデーに共感するんですかね?
僕は「シデー胸糞映画」って感覚も多分にあったんだよなー。(割とドルサにイラついた人も多いようで……個人的にはドルサは単純に可哀想だなぁと思ったて見てたけど)


イラン・イラク戦争時代の様々な状況を正確に知ってるわけではないけども、イスラム教での女性の地位なんかは当然理解はできるわけです。

そこにジェーン・フォンダのエアロビとかw、(こういう作品では大抵男性を象徴してる)ミサイルとか、私服でウロついてて怒られる様子とかが上乗せされるので、
この作品が一体何を伝えたいのかは、知識がそんなに無くとも想像はできるんだよね。

ホラーとしてはそんなに怖くないんだけど手堅く面白い。
その中で「ジン」という要素を使って「超男性社会」の問題を炙り出す物語は、とても優れていると感じました。

ジンが布であることもね。
「女性を縛る象徴」×「得体の知れない物体」という興味深い描き方。


トースト焼けた時が一番ドキッとした。
イスケ

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