90分のバージョンを鑑賞。舐めてた。『タイタニック』の製作後に作られながらもあの作品の現代パートを実質的に補完するようなドキュメンタリーだった。
タイタニックが今も海に沈んでる、という圧倒的な事実に打ちのめされたし、チェルノブイリとはまた違った形で、人の過ちの歴史として延々に地球に刻まれているのだと、その存在感を強く感じた。やっぱタイタニックをただのロミジュリとして消費するのは、間違ってるし、彼らが他船員の中に埋没するところに意味があるなと。
また9.11が突如立ち現れるのも面白い。アメリカ人ながらもアメリカ国外であの事件を知ることは確かにあった出来事どあり、それがある意味本作の幕引きになっているのが興味深い。
中盤のマッチポンプな後始末をしている様は、よくまぁこれを作品の一幕に出来たなと関心してしまった。