アナ

ピーター・パン2/ネバーランドの秘密のアナのレビュー・感想・評価

3.7
昔映画館で観たときは、ジェーンが常に怒ってて、なんだこの娘は、といった印象だった。
いま改めて見直すと、感受性の豊かな時期に戦争や家族を守るという使命感と重なって、微妙な年頃に色々背負ってる子なのだという印象。
夢だなんだって言ってられらない、けど心の底ではウェンディの話を弟と一緒に聞きたい...という。大人と子どもで微妙に揺れ動く心がよく表現されてるなぁと。

現実的で怒りっぽいところは隔世遺伝なのかね。

前作ではウェンディは大人部屋にうつる決断をしたけれど、本作はジェーンが夢見る心を取り戻して子どもにかえれたのかな。前作と比較して、「こども」「大人」の線引きをより意識した作品。

夢見る場面と現代なリアルな描写が交錯する作品多いなぁ。

ウェンディの時は進んでるのに、ネバーランドの時は止まっているというところに、ネバーランドの永遠性や虚しさを感じたり。しかし何年経ってもピーターパンはウェンディ大好きなんだね。

後半から涙が止まらなかった。ネバーランドはディズニーそのものだ。
アナ

アナ