このレビューはネタバレを含みます
犯人を恨むことはできません
思い出までも殺された
でも恨めば、犯罪や犯人のことのほうが強く残ってしまう。
ナオキさんが二の次になってしまう。
僕はナオキさんのことを覚えておきたいんです。
やっとわかった自分なりの悼み方
誰に愛され、誰を愛し、どんなことで人に感謝されていましたか?
どうしてその人が死んだのか、死ななければならなかったのかを覚えるのではなく、
その人が誰に愛され愛したか
どんなことをして人に感謝されていたか
その生きている姿を覚えるようにしていけば辛くはならないのだと。
あなたが確かに生きていたということを
私は覚えておきます。
こどもは自分を産んでくれる人に命をゆだねます
あなたから産まれたいというのは
命をゆだねる相手があなたならいい
そういう意味ではないでしょうか
あなたに感謝をしています
君から産まれたい
許すというよりも誉めてやりたい
愛と死の物語
あなたに何を残しましたか?