エアール

LUCY/ルーシーのエアールのレビュー・感想・評価

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)
3.4
公開当時映画館に足を運んで観た以来の再鑑賞となります。
リュック・ベッソン×スカヨハですね。
冒頭あんなにびくついて挙動不審もいいところのスカヨハが
脳の覚醒が始まるやいなやあのクール過ぎる対応と豹変ぶり 笑


さて、生命は約10億年前に誕生し
40万年かかって最初の神経細胞の変異が起きて
我々が知る”生命”が始まったとされる…

生物が誕生してから
多くの種は脳の機能の3〜5%しか使っていない。
だがヒトは生態系の頂点に立つことで
脳の機能をより多く使う種となった
ーーそれでも10%
僅かではあるが人類は飛躍的に進歩したのは言うまでのない。

では想像してみてほしい
もし脳の機能の20%にアクセスすることができたらどうなるのだろう?
ーーこれが第1ステージである
自らの肉体を掌握し意のままに操ること。

では第2ステージとなる40%へのアクセスは
ーー他者を意のままに支配すること。
その次は物質の支配へと続き、ここからはSFの世界となってくる。

ではもし脳の機能の100%にアクセスできたら、どうなるのか??
ーー想像もつかない…
ではお見せしようっというのが本作。


脳科学、生物学、相対性理論、
難解なお話が左耳から右耳へ抜けていく 笑

まっったく信用ならない男 リチャード、
そんな彼から鞄を半ば強引に渡されマフィアのボス チャン氏に手渡して欲しいと依頼されるルーシーことスカヨハ、
ちなみに極悪非道のチャン氏を演じるのはチェ・ミンシク 笑
ーーオールド・ボーイでは世話になりました!今回もバイオレンス!!
相変わらず素晴らしいっす。時折 石橋凌さんにも見えてしまう 笑

鞄の中身はまだ世に出回っていない試験薬 合成されたCPH4 4キロ分、
可哀想に殴られる→気絶
→下腹部を切開→袋詰めされた1キロ分のCPH4を体内に埋め込まれる
→お粗末な縫合という、とんだサージカルな処置を施され運び屋にされてしまうルーシーなのでありました
ーー彼女の他に同じ目にあう男3人
それぞれ運び先は、台湾、ベルリン、パリ、ローマ。
なんでも高額で売れるそうです。
ルーシーについては
後に暴行を受けその弾みで袋が破け体内に大量のCPH4がぶちまけられるわけですが 笑

こやつが脳の覚醒のきっかけでしたと。
優秀な脳科学者 ノーマン教授の協力を得て事態の収拾と記録を残すことに努めるが
脳の覚醒が進めば進むほど感情は消え失せあらゆる知識と制御ができるようになっていくが…自分が自分でなくなっていく。

ノーマン教授に扮するはモーガン・フリーマン。
ちゃっかりちょい役で出てるアナリー・ティプトンも確認 笑
オーディション言うてたから女優志望なんでしょうね。
さて、100%脳へのアクセスに成功した人間の行く末を見てみましょ。
エアール

エアール