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秘剣破り
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『秘剣破り』に投稿された感想・評価

3.9
市川雷蔵の死去により大映にレンタルされ、雷蔵の諸作を次々リメイク(リブート)していた頃の松方弘樹の主演作。名作中の名作「薄桜記」のリメイク作。

「忍びの者」「若親分」「眠狂四郎」といったシリーズものではなく、数ある雷蔵の単品作の中から「薄桜記」を選んだ気持ちはよくわかる。「薄桜記」を見ていなければ、充分に感動作だと思っただろう。それほどストーリーが良い。また、松方弘樹もじゅうぶんイケている。渡辺岳夫の音楽も涙を誘う。そして悲劇のヒロイン・岩井友見(もと松方弘樹夫人・仁科亜季子氏の御姉上であらせられるワケですが!)が良い。つまり全然悪くない。

それでも悲壮感が足りないだの何だのと雷蔵版と比較されてしまうのは、これはもうしょうが無い。作り手は、雷蔵版をなぞるのではなく松方弘樹ならではの新しい「薄桜記」を描こうとしているに違いないし、事実その通りの作品になっているのだが、それでもどうこう言われてしまうのは、リメイク(リブート)版の宿命である。
かの有名な時代劇「薄桜記」自体触れるのがこれが初めて。
それにしても最初から高田の馬場に中山安兵衛が向かうけど、数ヶ月前に観た「堀部安兵衛(1938)」も高田の馬場に向かっていき決闘始まりだったので少し違うけどデジャヴ感じてしまった。
ただ安兵衛というと「決闘高田の馬場」や「堀部安兵衛」からへべれけだがクソツヨ浪人のイメージがあったけど、本作はそんなシーンがないくらい真面目安兵衛だった。

というか、「秘剣破り」は安兵衛ではなく丹下典膳なる男の物語だ。
安兵衛は序盤以降では度々出てくるが本作は丹下典膳と千春の純愛の物語的な話だった。
ただ、後半に赤穂浪士活動へと進む安兵衛を描きながら、一方で典膳の悪役達への復讐に突き進む二人の男を書いているが、正直典膳と安兵衛の話としては消化不足さを感じるのだけど実際の原作だとどうなのだろう。
ただ片腕を失ってまでも復讐・典膳の千春への深い愛はとても感じた。

それにしても時代劇と雪ってどうしてあんなに似合うんだろうねぇ。本作も雪が印象に残る戦い……寝ながら殺陣とは恐れいった。しかも明らか劣勢の中で普通に何人も倒す典膳強すぎんだろw

本作の殺陣とかさ人を斬るときに暴れん坊将軍みたいにわりと強めの効果音で「ザシュッ」ってめっちゃ言うの……いいよね。
「薄桜記」のリメイク。五味康祐の原作を、伊藤大輔が脚色、池広一夫が監督、主演は東映からレンタル中の松方弘樹。森一生版の壮絶さには及ばないが見応えある作品。