いめーじ

グリーン・インフェルノのいめーじのネタバレレビュー・内容・結末

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は若者達が世界にジャングルのアレコレを訴えるための作戦会議をしたり、全員のテキトーなキャラ描写があったりしているので、血が流れるまでがちょっと長いけど、映画を観る前からその後に何が起こるかなんて分かりきっているから、そのやりとりが全然信用できなくてなんだかおもしろく感じられた。

ジャングルに入ってからはなんかもう色が暴力的。グリーンすぎる。

捕まってからは全身が赤くて無邪気で未知な人間達が押し寄せまくってきて怖すぎる。吹き矢とあの人数相手じゃ、もし自分が捕まったと考えたら生き残れる気がしない。

それにしても、頭を落としてから解体すればいいのにな…あの解体ペースならなんかもう最初に頭でもいいじゃん。
それで調理シーンは普通の家庭みたいなテンションなので超変な気持ちになる。

実際にはされてなかったけど、割礼なんか想像しただけで震えてしまう。
蟻を使ったおしおきも小賢しくてえげつない。

ヤハ族の方々は主人公達を完全に食糧として考えているとはいえ、明らかに痛めつけることに娯楽的価値を見出しているので庇う気にはなりませんわ。まぁあの男の子のようにイマイチ憎めない個人がいましたけどさ…。
子供が臓物引っ張ったり、切断された足を持ってキャッキャしてる画は物凄かった。現地民が演じているとはいえ物凄い。

そして主人公はなんとか逃げ切り、元々自分達が退治しようと思っていた作業員達に救われ帰宅して、大人達には食人族が善良だったと報告。そしてラストにはシコリーダーの妹から怒りのお電話。
クソリーダーを見捨ててしまい、別に酷くはなかった人達の無残な死も無視した報告をして、なんだかんだ彼女は人間としてのアレをアレしてしまったので、あの結末も納得だ。
めちゃくちゃハラハラできたしおもしろかった!