カメイダイ

フューリーのカメイダイのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
4.0
作家の千田琢哉先生は、「真の友達とは、たとえ自分が死刑囚になっても面会に来てくれる友達のこと」と言っています。

それと同じで、一緒に死ぬ覚悟があるというのもまた、真の友達、仲間だとボクは思います。


「一緒にここで死のう」とはわざわざ言いません。

それでも、「お前が残るなら俺も残るよ」と、恐怖心を超えたところにあるのが真の友情なのだと思うのです。


背中を預けられるのは、信頼があるからです。

そこには、「後ろのお前がやられたら仕方ないよね」という前向きな諦めもあります。

前向きな諦めも、信頼があってこそです。

「信頼しているから、助かる」ということもありません。

互いの背中を預け合い、信頼し合って、死ぬのです。

それでも、死ぬまでのプロセスは大事です。


死ぬのが恐いのは、信頼感がないからです。

仲間の体温を背中で感じているからこそ、
自ら手榴弾に覆いかぶさることができるのです。
カメイダイ

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