まりりんクイン

フューリーのまりりんクインのレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.0
トレーニングデイに続きデヴィットエアー監督の
「地獄の初勤務」映画ですね。
(しかし、この作りでやるには流石に一日で色々起こり過ぎなきもします。)
キャラの立ちまくったブラピ率いるフューリーズですが、立ちまくってる分その退場の呆気なさに非情を感じてしまいます。

一日前までの「人間」を捨て、「マシーン」となった主人公
を救うのは、まさに「一日前の自分の姿」だというのはなんとも皮肉で考えさせられます。

非常に整理された戦車戦描写は素晴らしく、全くリアリティラインは違いますが、バトルシップの戦闘描写を思い出しました。

本作と、「戦争のはらわた」や、「uボート」を併せて観ると、超高性能な兵器を数多く所有していながら、物資を遮断され数の力で押され、総力戦に打って出るしかなかったドイツ側の視点も解り、より戦争というものの無情さを感じられるかもしれません。
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