・ジャンル
オカルトホラー/ダークファンタジー
・あらすじ
初代パペットマスター、アンドレ・トゥーロンの秘術と要となる薬品を求め幼少期に彼の助手であった男ピーターの元に現れた工作員の女性マクレイン
トゥーロンが世界を統べられるほど強い力を持つ順風満帆に過ごしたマッドサイエンティストと考えていた彼女だったがピーターの主張は違った
そして彼はトゥーロンの遺した肉声のテープや自分の体験を交え逃亡と復讐に囚われたトゥーロンの人生を語り始める…
・感想
魔術で魂を宿された人形達とその主であるパペットマスターを巡る陰謀と惨劇を描くシリーズ8作目
今作は続編というより時系列順での過去作のダイジェストに近い内容となっている
シリーズの作品数が膨大なのでダイジェストを作る事は別に良いしトゥーロンとパペット達の変遷を飲み込みやすくまとめていた点は悪くなかった
だけど中途半端に続編となっているのでここまでしっかり全てを辿る必要はあったのか?という点では疑問が残る
基本的には正義であるものの妻エルサへの思いから暴走してからは悪となってしまった彼と仲間であるパペット達の存在の是非
それを問うにしてもダイジェストにせず今作だけのストーリーを構築出来はしなかったのかなぁ、と
また時系列順に辿っていく過程でパペットの1人でトゥーロンの亡き妻エルサの魂を宿されたリーチ・ウーマンが殺されているのに何故か復活している6作目の矛盾点を特に解消もせずそのまま流していたのも引っかかった
リーチ・ウーマンが登場するシーンを削るか、あるいは蘇生シーンを新たに撮り足すか
どっちでも良いけどそのへんはしっかりして欲しかったかなぁ
まぁ過去作が多いからそれを全て観るのがダルいという人が予習する分には良いのかもくらいの感じ
個人的には必要性を感じない作品ではあったけど