めも

マルケータ・ラザロヴァーのめものレビュー・感想・評価

マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)
4.3
「アンドレイ・ルブリョフ」と並び評されるという理由が何となくわかった。ただ個人的にはこちらの方がよほどわかりやすい。中間字幕の助けもあり、迷子にならずに済む。
前衛的かつ実験的な技巧を駆使した、映画でしか実現し得ない語り。なるほどこれがフィルム=オペラか。モノクロだが鮮烈な映像・迫力ある音楽が、観賞後数日経っても頭から離れない。
ごっそり体力持っていかれる映画だが、エンディングまであっという間に感じた。こんな名作が2022年になって日本初劇場公開されたことにありがたさしかない。
めも

めも