くじら

ケープタウンのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

ケープタウン(2013年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 
 刑事のブライアンは妻と離婚し息子の養育費も満足に払っておらず父親の墓石も彫っていなかった。
 十代の女の子の他殺体が発見される。その身体には麻薬には新しい化学物質を含んでいた。ブライアン、ダン、アリの3人は麻薬の売人スタンを追って海岸に行くが、武装した集団に襲われ、ダンが殺されてしまう。その後海岸の近くにある怪しい空き家が分かる。海岸での騒動の後スタンは組織に捕まり拷問を受けていた。一方ブライアンは元妻とその彼氏と揉める。
 捜査を進めるうちにもう一つ死体が現れる。その死体にはスタンのDNAが。しかしスタンは文字が書けないのに死体には文字が刻んであった。その後警察署にスタンの首が届く。もちろん怪しむブライアンだが捜査は終了、停職処分をくらう。捜査で踏み込んだ店で銃撃にあい、襲撃者を追い負傷するアリ。
 空き家の警備会社やその会社のトップからある製薬会社が浮かび上がり、侵入して証拠を取ってくるブライアン。全てを始末しようとする製薬会社のボスたち。ホームレスの子どもの食事に麻薬を混ぜていたシスターと、彼女に話を聞こうとしたアリの母親や、アリと関係を持っていた事件関係者のキャットが殺されてしまう。アリはブチギレる。
 証拠を取ったことがバレ、元妻とその彼氏を人質に取られるブライアン。何とか逃げ出し、アリを追う。復讐に駆られたアリを止めるものされてしまう。アリは復讐を果たし息を引き取る。ブライアンはアリともう1人の墓石を彫ってもらう。

感想
 黒人に対しての人種差別、黒人を殺していた事実があったことが会話から窺える。アリは上司が過去黒人を殺す役職についていたがお咎めもなく許されていることを許していたが、復讐をするのが彼が失ったものの大きさが伝わって辛い。
 事件の捜査もちゃんと順を追って展開していくのが良かった。
くじら

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