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懲戒免職のamのレビュー・感想・評価

懲戒免職(2006年製作の映画)
4.2
主人公、アンタは私……
アンタは私だよ………🍩🍩🍩🍩泣泣泣

という個人的な感情で加点しまくり


オダギリジョー扮する、美術教師の小田切先生。
小田切先生はいつも気怠げで、授業なんか丸っきりやる気なくて、髪もボサボサでだらしなくて、くわえタバコにビーサンでブラブラ歩いてたり、校舎裏で寝そべってたり。でも妙なタイミングで突然熱くなっちゃうような一面もあって、心の奥底に獰猛な何かを秘めてそう。なんだかお昼寝中のライオンみたい。


っっってさぁぁぁああああ!!!
それはさぁ、、、全ての女子が、5億%好きになっちゃうやつじゃん!!!みーーーんなが一番好きなやつ!!!(断言)
なんだよ小田切先生役のオダギリジョーって、、殺す気かよ、、、


そんな死ぬ程あざとくけしからんキャラ設定なのだが、キャラの使い方もストーリーも極めて控えめで、吉高由里子なんて一瞬しか出てこないし(でも存在感アリ)、主人公と小田切先生は言葉を交わす事はおろか目が合う事すら全くなくて、その遠すぎる距離がまたリアルで、切なくて、あああああお前は俺か!!!泣


自分の恋心に気づかなかった、否 気づかないようにしていた思春期の女の子の感情の機微が15分という短い尺の中で丁寧に丁寧に描かれていて、ドーナツをドカ食いするシーンでは(分かる…そうだよね、そうなっちゃうよね……いっぱい食えよ🍩🍩🍩😭😭😭)と頷きながらこっちまで泣きそうになった。


女泣かせの罪な男・オダギリジョーに失恋した虚偽記憶がこの映画でまた一つ増えました。
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