にっきい

カニバルのにっきいのレビュー・感想・評価

カニバル(2013年製作の映画)
1.2
全裸の女性…、毛が…(笑)

ジャケ写で既におっぱい見えてて、タイトルが"食人"ってので興味がわいた作品。
半日休みになったので見ることにしました!(笑)

女性を食材としてしか見られない男の話し。
製作国がスペイン、ルーマニア、フランス…、純愛ホラーとジャンルわけされてるみたいですが、冒頭からとてもとても静かに進みます。
直接的なゴアシーンはありません。
と言うか、BGMすら無い。
ただひたすらに淡々と主人公の仕立屋の日常と、同じアパートで行方不明になった妹を探すヒロインが映し出されるだけ。
食事シーンは何度かあるけど、それもカニバリズムを直接的に写すのではなく、ステーキとワインしか口にしないと言う間接的なもの。
ただ、1度だけステーキに下味を付けるシーンがあるんですが、その時の手の動きは優しく女性を愛撫する様に見えました。
それから、登場人物たちの会話がオシャレを通り越してまるで禅問答のよう。
いやもう会話にすらなってない。
直接ストーリーに関係無い仕立屋の仕事の話しが大部分を占め、"食材"であるはずのヒロインを何故殺せなかった(愛した?)のかも詳しくは語られないので、作品として伝えたい事もわからない。
食人もので純愛なら愛する余り相手を食べる、ってのが王道だと思うんですが、今作は全く別な結末をむかえます。
ホラーとしても純愛ものとしても、非常に中途半端な作品でした。

フィルマでClipしてる作品がいっぱいあるのに、今作みたいに全然ノーマークだった作品をジャケ写だけで見たりしてたら、一生Clipした作品が減らないですよねー(笑)
にっきい

にっきい