早川エル

ピクセルの早川エルのレビュー・感想・評価

ピクセル(2015年製作の映画)
3.0
悪くないし、頭空っぽにして見れば楽しい映画だけど、節々でノイズを感じて総合的には微妙だったな。

ご都合主義すぎるのはご愛嬌だしキャラの頭が悪いのもそうだけど、まあそこは子供向け映画だしなってことで。

気になった点は二つ。
まず根底にあるアジアンヘイト。
日本人、しかもパックマンの生みの親を登場させたかと思いきや早速日本語をネタにして、登場して2分経つとバカみたいにパックマンの前に出て腕を噛まれてさっきまで息子と言ってたパックマンをビッチ呼ばわりで、かなり情けなく描写して退場。

ギャグシーンとしても全然笑えないし、日本人をバカにしてる感じが見え透いてかなりモヤモヤした。

あと一つは、オタクの妄想感が流石に強すぎること。
ツッコミどころは死ぬほどあるんだけど、まあそこは映画だし許せるとして。
でもさぁ…あのデブが女のゲームキャラと結ばれるのとか意味わからんしキモいし。
あそこだけ妄想感が強すぎてやばかったね。

あとラストで小人になんか女優の二人がベッドに誘ってたのもキツかった。
てかなんで小人使ってんの?ポリコレ配慮なの?


まあ『レディ・プレイヤー1』の超絶劣化であるのは変わりないけど、最初に言った通り頭空っぽにして見ればそこそこ楽しめる作品です。
早川エル

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