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Mommy/マミーのgnのレビュー・感想・評価

Mommy/マミー(2014年製作の映画)
4.0
ドランの映画は話がゆっくり進むのに、一瞬の印象に残るシーンが必ず残る その静と動が映画としての面白さになってる

撮影している場所(カナダ)とドランの関係や、そこで撮る物への思いが強くあるからこそ画面から伝わる物がすごく分かりやすく溢れてる
物語のふと出てくるケベックや英語という存在はドランが感じているものをそのまま台詞に落としてるところとか
それは言うのもおこがましいかもしれないけど、ウディアレンが撮ったNYについての映画を観た時に、その映画から自分達が受けるウディアレンのNYへの思いにこちら側が反応してしまうように、ドランの思いに反応してしまってる
そしてそれは毎回の事なのに、毎回自由なシナリオが出てくるのが末恐ろしいaka魅力

今回もいつもと同じように登場人物が少なかった その少なさが寓話的で面白い
話がずれるけど、女性の描いた漫画は同じ人間関係の中で関係性がガンガンに変わっていくイメージで、男性の描く人間関係は1度築いたらその関係が続くか、もしくは大きく1度逆転するぐらいしかない関係性だと思ってる
その上でドランの描く3人の関係は、常に其々でプラスとマイナスを行き来してるかのようで、それがかなり女性的な描き方に思えた

観てていつスティーブは外のビッチな女と繋がるのかと思ってたけど、結局ダイとカイアのみで終わった これも特殊な話っぽい スティーブの本当にいい奴感も尚更キレた時の病気な感じを強くさせていて演出と演技が上手いなと思った

ダイのファッションや掃除して家から出た瞬間の煙草など100点なスタイルが素晴らしい